M&Aで買い手企業の手が上がってからの売り手企業の心境など(どどんぱさん)

M&Aプロセスの中で、私が一番長いな〜と感じたのは、M&A仲介会社さんがアタックリストを作ってから、実際にトップ面談が始まるまでと買い手企業さんからの意向表明がもらえそうになるまで、でした。

まさにここが、首を長くして待った期間でした。

という話をしたらM&A株式譲渡日記の運営さんから「その辺りの心情を書いて?」と言われましたので、これから会社売却をする方に役立つよう当時の心境を書いてみようと思います。

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M&A仲介会社さんからは期待できそうな報告が続く…けど?

私の経験ではアタックリストの作成から、意向表明の締め切りまで期間は3ヶ月弱ほどだったと思います。

その間、M&A仲介会社さんからはアタックリストに掲載された各企業に提案した反応について、なんとなーくいい雰囲気の報告が続きました。

週1回の会議の度に、名だたる企業が「積極的に検討する」という進捗報告があり、こちらも一喜一憂することになります。

しかし、いい反応の説明が続くにもかかわらず、トップ面談に進む気配がない期間が続きました。

いま思えば、これはM&A仲介会社の売り手企業の気持ちを切らさず繋ぎ止めておくための「M&A業界しぐさ」だったのかもしれません(おい、そういうとこやぞ)。

たしかにリアクションや熱量の程度を定量化することは難しいことだと思いますし、彼ら自身にも期待があったのかもしれないですが、どちらかというとM&A仲介会社さんにはもっと客観的な評価と報告をしてほしかったですね。

会社売却を達成したみなさんもした経験なのでどうか楽しんで

見方を変えれば、予めこういうものだと分かっていて「焦らされる待ち期間もM&Aで会社売却する醍醐味よね」みたいに思えれば、エンタメとしてドキドキハラハラも楽しめるようなこともあるような気がしないでもないような気がします(どっち?笑)

たしかに言えることは、人生で何度もする経験ではないですよ!ということです。

大きな金額を意識していますし、この期間が、山登りで言うところの中腹に当たりますので、誰もが「長い!」と感じるだろうと思います。

でも、過去これまでに会社売却を達成してきた方全員が、この期間を乗り越えていっていますので、山頂に向けてしっかりと一歩一歩、進んでいってもらえればと思います。


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