会社売却は、資産だけでなく「時間」を前倒しで手に入れられることです。
想像してください。1年かけて働いて役員報酬をもらい税金を収めて約6割位が手残りになる。それはもちろん素晴らしいことですが、その手残り21年分が一括で入るとしたら、人生は変わるでしょうか?
会社売却によって、僕はそれをリアルに実体験しました。
会社売却によって人生の時間を前倒しで稼ぎ出すことができた
直近の会社売却によって、経営をし続けた場合に得られた自分の収入を一括で得ることができました。
具体的に、所得税、住民税、社会保険料などが引かれることを加味すると、経営を約16年継続しないと得られない手残り分を、一括で得ることになったのです。
つまり僕の感覚としては「16年経営しつづけた場合に得られたお金を前倒しで獲得した」というものでした。すごい人生のショートカットです。
会社売却によって、何年分の役員報酬が前倒しで獲得できるか
会社のネットキャッシュ+EBITDA ✕ 3~5 = 売却金額
で株価算定するとして、
会社のネットキャッシュを5千万円、EBITDAを1億円で、3年分の期待収益と評価されたとすると、
売却金額 は3.5億円となります。
たとえばですが、僕の役員報酬は2,000万円で設定していたので、単純に受け取る金額は17.5倍(つまり17.5年分!)です。
経営中に会社のネットキャッシュを経営者がもらうことはなかなか難しいですが、会社売却ではネットキャッシュも株価に反映される点も魅力ですね。
会社売却は、経営の継続と比べて手残りがどれくらい前倒しされるのか
上記に加えて手残りを考えると、
役員報酬だと所得税として最大55%もひかれるのに対して、
株式譲渡益だと金融所得課税で20.315%となります。
経営を継続した場合の年間の手残り
役員報酬2,000万円の手残り約1,300万円
会社売却の場合の手残り
売却金額3.5億円✕79.685%(=100%-20.315%税金)=手残り約2.78億円
単純に手残りの金額は約21倍(つまり21年分!)です。
前倒しした時間は若さを得たのと同じ
会社売却は、単なる金銭的な価値だけでなく、人生の再計画と時間の獲得をもたらす手段になります。
前倒しできた時間は、人生の年齢や若さを得たのと同じことであり、会社売却で得た資産で、その先の人生計画や目標を前倒しで動かせることができました。
40代の自分にとっては、この前倒しによって稼げる時間には会社売却を決めるだけの価値がありました。