売却価格に影響するノウハウを含む知的財産を整理しておく

「会社の知的財産って、こんなにたくさんあるんですね!!勘違いしてました」

M&Aプロセスの準備段階で、M&A仲介会社さんからのアドバイスに従い、自社の知的財産の棚卸しをすることになりました。

目次

知的財産の棚卸し

知的財産の棚卸しするにあたって、M&A仲介会社さんから「あとで取捨選択するので思いつく限り、たくさん書いてみてください」と言ってもらいました。

M&Aでいうところの知的財産は、一般的な意味の知的財産よりもより広い意味を持っていて、
「新しい技術」「技術ノウハウ」「営業ノウハウ」「ネーミング」「ロゴ」「ビジネスアイディア」など買い手企業にとって価値となる無形資産まで対象ということでした。

また、特許庁に登録した権利だけが知的財産ではないと知って、知的財産についての勘違いがあったなと実感しました。

情報が冗長となりすぎるのは資料が読みづらくなりますが、とはいえ、自社の価値がより多く伝わるのは、売り手企業にとっても買い手企業にとっても有益なことです。

実際におこなった知的財産の棚卸し作業

下記はM&A仲介会社さんに提出後、取捨選択してもらった一覧です。
例えば次のような切り口で知的財産をあげていきました(挙げている例は、本記事用に書き直したフィクションです)。

実際にこれらの知的財産を書き出してみたことで、想像以上に自社の知的財産が存在することに気がつき、私自身、自社の魅力を再確認することができました。

上記の中でも特に企業価値に影響するものをピックアップし、企業概要書(IM)にもりこみ、アピールした結果、買い手企業も注目してくれて、会話が盛り上がることになりました。

自社の知的財産を適切に把握し、評価しておく

買い手企業側としても、買収先の知的財産を活用し事業拡大を目指すため、知的財産の内容や価値を重視しています。場合によって売却価格に良い影響が出るかもしれません。

だからこそ、会社売却を始まる前に、自社の知的財産を棚卸しして、企業概要書(IM)で積極的にアピールしたり、デューデリジェンスでしっかりと説明できるよう準備することが大切です。

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