会社売却をする経営者と相性の良いパートナーについて(嫁ブロック対策含む)

※私個人のケースではパートナーは妻ですが、ご自身のケースに置き換えてお読みいただければと思います。

「奥さんは文句は言わないんですか?」

昼夜問わず会社経営に没頭している頃、
子どもが同じクラスのパパ友にそう言われて、
妻に何も言われず経営に没頭できるのは普通でないことを知りました(笑)

私は平日は会社近くの社宅に泊まり、
土日しか家に帰らないパパでした……

めちゃくちゃ仕事を頑張っていて、
それなりのお金を家に入れているから、
家に帰らないくらい普通だと思っていたのです(苦笑)

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「亭主元気で留守がいい」は経営者側にもメリットが多い

夫は家にお金を入れてくれるだけでよくて、
家にいない方が妻にとっては実は好都合であるという意味で、
「亭主元気で留守がいい」という言葉があります。

売却できる会社を作るような経営者は、
寝ても覚めても会社のことを考えていて、
仕事ばかりしている人が多いと思います。

結論から言ってしまうと、そういう経営者は、
「経済面の責任や、子どもがいればお父さんとしてコミュニケーションなど、
やるべきことをやっていれば、細かいことはそこまで問わない。」
という放任主義のパートナーが合っていると思います。

亭主も元気で家を留守にしている方が、
会社をどんどん成長させたり、
社内外の関係者とのコミュニケーションに、
存分に時間を投入することができます。

奥さん自身に仕事や趣味など活動の場がある

友人経営者でバリバリ仕事をしていて、
奥さんに特に文句を言われていない人が数名いたので、
興味を持って話を聞いてみると、

奥さんも何か自分の活動を持っていて、
夫が仕事に没頭していることを許していると言うよりは、
自分の事で忙しくて夫どころではない。
というのが実際のところのような印象を受けました。

私が聞いた中では以下のような事で忙しくしている奥さんがいました。

  • 自分の作家活動で忙しい
  • 自分でも仕事をしていて忙しい
  • 推し活が忙しい
  • 子どもの学校のPTAなどで忙しい
  • 子どもの習い事で忙しい
  • ママ友との付き合いで忙しい などなど

一方、のんびりするのが上手で特に活動を持っていなくても、
夫が仕事に没頭していても何も言わない奥さんもいると思いますが、

割合として上手くいっている夫婦は、
奥さんが何かしら活動を持っている方が多いと思いました。

嫁ブロックへの対応方法

能力的に優秀で本人も起業したいけど、
奥さんが反対して起業できない友人がいました。

ちまたではこういう現象を「嫁ブロック」と言うそうです。

この友人は起業を反対されるばかりか、
大きな夫婦喧嘩にも発展してしまったようで、
「嫁ブロック」は仕事も家庭も崩壊しかねない問題なので、
事前に把握して考えておくことが大切だと思います。

嫁ブロックの原因を確認して対応する

ある日、Facebookを何となく眺めていたら、
先にご紹介した嫁ブロックに苦しんでいたはずの友人が、
起業をしていたどころか、華々しく会社売却を成功させていました。

気になりすぎてすぐに連絡をして、
「あの嫁ブロックはどうなったんだ!?」
と聞いたところ、

奥さんが嫁ブロックの原因に挙げていたのが、
大企業を辞めて起業する経済的なリスクを、
結婚している身として一緒に背負いたくない。
というものだったらしいのですが、

住宅ローンを使って郊外に一軒家を建てて、
かわいい子どもが生まれたあたりから、
起業に対する反対が激減したらしいのです。

奥さんとして起業による経済的リスクは本当に嫌だったと思うのですが、
もしかしたら本当に嫌だったのは、
経済的リスクの他にもあって、本人としての自覚も及んでいなかったのかな?
と思いました。

奥さんの嫁ブロックが発動したら、
嫁ブロックから少し離れた夫や家族に何を望んでいるのか。
を話し合ってみるのも良いかもしれません。

嫁ブロックが的を射ていることもある?

思い返してみると偉そうにこんな記事を書いている私にも、
「嫁ブロック」がありました(苦笑)

友人の会社を助ける形で副社長として会社にジョインした時に、
いつもは何も言わずに応援してくれる妻が、
私の仕事の報告をつまらなそうに聞いたり、
この仕事はいつ終わるのかを聞いてきたりして、
喧嘩に発展することもしばしばという感じでした。

数年後、この会社のプロジェクトが終わり、
私が別の会社を始めた頃、
「あの嫁ブロックは一体何だったのか?」と質問をしたところ、

  • あなたに向いていない気がした。
  • あなたが無理をしている気がした。

など、およそ説明にならない感想が返ってきました。
そんな事であのいやーな雰囲気を作り続けていたのか、
と思うと腹が立ったのですが、

実際のところ、確かにその頃の仕事の仕方として、
自分の得意領域以外の仕事が多かったり、
ちょっと人間関係などで無理をしていたところもあり、

次に嫁ブロックがあったときは、
もう少し話を聞いてみようかな?
と思うようにもなりました。

経営者である。もしくは、経営者になろうと思っている。と伝えておく

先日、友人が結婚したので夫婦でビデオレターを送った時の話なのですが、
夫婦円満の秘訣でも語ろうと思った私は、
撮影の準備をしている時に妻にこう聞きました。

「ところで、私たちは夫婦円満。でよかったよね?」

妻からの回答は、
「そうではありません。ただ、諦めているだけですよ。(ニッコリ)」
というものでした。

より踏み込んで話を聞くと、
この人は仕事に没頭していると家に帰ってこないことくらいはあるだろう。
と、結婚前からなんとなくわかっていた。とのことです。

私は結婚する前から家に帰らないこともある経営者だったので、
結婚する時に一般的な旦那にならないだろうと諦めていたらしいのです。

結果論で恐縮ではありますが、
ご参考までに。

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