M&A仲介会社との委任契約を結んで、
M&A仲介会社主導で企業概要書(IM)を作成した後は、
いよいよ、お相手となる買い手企業候補探しが始まります。
私個人の感想としては、
どんな買い手企業が現れるのかドキドキしましたが、
買い手企業候補が現れるたびにワクワクする楽しいものでした。
以下、実際にどんなものだったか、
ご紹介したいと思います。
買い手企業に求める条件
私が買い手企業に求めた主な条件は以下でした。
- 売却金額(これ以下では売却しない金額を設定しました)
- 売却後は経営から退く
- 株式を100%譲渡する(株式の部分譲渡は受け入れない)
- 競合他社へは売却しない(事前の情報漏洩を防ぐため)
- 既存の仕入先・外注先には売却しない(事前の情報漏洩を防ぐため)
買い手企業が買収した会社をどのような方針で経営するかについては、従業員の継続的な雇用、売上利益の拡大を目指すところを希望していましたが、買い手企業の買収意図に沿うものだったこともあり、同じ方向を向いたM&Aになりました。
基本的には情報漏洩リスクがなく、売却価格の目線があえば、私としては話を前に進めたいと考えていましたので、どのような会社が買収意欲を示してくれるのかについて興味津々でした。
買収企業に対する条件を厳しくすると、買い手企業が絞られてくると思いますので、どのような条件をつけるのかはポイントになります。
買い手企業リストのアタックリストが更新されるのが楽しかった
アタックリストとは買い手候補企業の一覧リストです。
アタックリストは最初は買い手企業候補になるかもしれない会社が50件ほどリスト化していましたが、そこから1週間に1回ほど、M&A仲介会社の担当者さんと打ち合わせをするたびに、10件〜30件ほど買い手候補企業が増える状況でした。
アタックリストの買い手企業ごとに自社買収の温度感が示されていて、その更新状況を見るのも楽しかったです。WEBマーケティングでユーザー分析をする時に、ユーザーの購入温度感を更新していく作業があるのですが、その作業に似ていて慣れていた事も楽しかった理由の一つかもしれません。
M&A仲介会社の担当者さんとの打ち合わせが多かったので、進捗はあまり気にならなかった
どのような買い手企業が手を挙げてくれるかを待つ期間も、提出資料の修正や契約書のやりとりなどで忙しかったので、買い手企業の進捗を待つ時間はそれほど長くは感じませんでした。
実際、アタックリストが初めて提示されてから、
買い手企業が決まるまでケースごとで期間は異なりはしますが、
3ヶ月から半年ほどで買い手企業が決まることが多いと思います。
興味深かったことは新しい買い手企業候補が追加されると、
その企業と同じ業界の買い手企業を探すなど、
M&A仲介会社の担当者さんが工夫していたことです。
週一の打ち合わせ以外にも、
こういう買い手企業がいるけど、こういう資料は用意できるか?など、
質問があったりして、動きを感じていたことで、
新規買い手企業の増え方や、
既存買い手企業の進捗については、
あまり気にならなかったのが私の感想です。
興味の段階が高まるにつれて現実味が増して嬉しかった。
アタックリストに掲載されている会社から、
現実的に買収について相談や質問をしたい段階で、
その会社とのトップ面談が設定されます。
ここから、様々な質問のやりとり、現場視察、デューデリジェンス、
最終意向表明などとM&Aが進捗していくのですが、
トップ面談で買い手企業の経営陣や担当者さんと会う時は、
いよいよ会社売却に向けて進捗していくという実感が増して嬉しかったです。
また振り返るとM&A仲介会社の担当者さんが、
これまでの経験則から多分この金額で決まると思う。と、
打ち合わせの中で今までの事例と比較しながら言ってもらえたのが、
このプロセスに安心感を持てた大きな理由だったと思います。

