またもや、M&A株式譲渡日記の運営さんから「会社売却する決心はいつ、どんな風にしたか書いて?」と言われましたので書いてみようと思います。
経営のイメージを説明すると、ぽかんとされてしまう
私はこれが私の会社売却を伝えるのに絶妙だと思っていて、これまでに5回してきた会社売却の説明があります。
そして、この説明をした相手からは、毎回「??? ぽかーん……」というリアクションをされてきているのですが、それでもめげずに今回、6回目の説明にチャレンジしようと思います。
私の会社売却は、
漫画「バクマン。」のイメージでした。
??? ぽかーん……
職業経営者 という職業
バクマン。の主人公亜城木夢叶たちは情熱を持ち、作品を大切にしつつも、自分たちが職業漫画家であることにプライドを持っています。
漫画家としての実力は経験年数によって違いますが、どの時期に描くどの作品であっても、プロとして商業的に成立していて、読者を満足させるものでなければなりません。
経営者にとっての起業やビジネスもそれと同じだと思うのです。
私は経営経験が27年目ですが、私の考える「経営者」とは地位や立場というよりも、それ自体が1つの職業や職種なのだと捉えています。
- 何個立ち上げたとしても、自分の生み出したビジネスをどんどんブラッシュアップさせて、職業経営者としてそのビジネスを完成させる仕事。
- 他の会社よりも優れている会社にする仕事。
- 一番人気の会社を目指す仕事。
やりきったところで終わらせる
話を、主題に戻しますが、会社売却をする決心はいつ、どんな風にしたか? について答えると、
「起業したビジネスの仕組みが作品として完成した」「業界で一番になった」と思ったときに「売却しよう」と思いました。
過去の経験なのですが、創業から5年目に、
会社にとって、そこから先の成長は、別のビジネスだと感じていました。
バクマン。の作中でも、主人公たちにとって、これ以上ない出来になった漫画1を描き上げたとき、そこですぱっと連載を終わらせる、作品を終わらせるという描写が出てきます。
立ち上げた作品を、とても大切にしていると同時に、敬意と距離感があるから未練なく完成させたし、完成させることができたのだと思います。
そういう気持ちで私も会社売却を決めたのでした。
??? ぽかーん……
さ、最後まで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
- REVERSI(リバーシ) ↩︎