マイナス金利解除、株式譲渡の検討は金利が上がる前の方が有利

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日本の銀行の金利、一気に20倍へ!

三菱UFJ銀行、普通預金の金利を現在の20倍と発表!!
20倍!?やばーーー(^o^)!

……あれ(・_・;)?20倍になって0.02%??
1億円預けたとすると……?年間2万円!?

20倍でもヤバ……(T_T)

日本のM&A市場、低金利で拡大中!

銀行にお金を預けても増えないのはとても残念ですね。

しかし、低金利により買収資金が調達しやすく、返済負担が少ないという状況は、M&Aによってシェアの拡大や異業種進出を検討している会社には買収に向けた大きな後押しになります。

実際、日本のM&A市場の拡大は数字にも表れており、主要国の中でも活況の状況になっています。
引用

Reuters Japan
アングル:日本のM&A市場活況、低迷する主要国で唯一プラス 世界的に企業の合併・買収が落ち込む中、日本市場の活況が際立っている。経営コストが上昇するとともに、株主からの圧力拡大、企業統治の厳格化を求める流れを受け、戦略的...

超低金利の今はM&A市場にとても有利

実際に僕の経験のなかで、買い手企業が買収の資金調達に銀行の融資をフル活用していたケースで、低金利だったこともあり、銀行による与信枠も大きな金額になっていました。

彼らは資金調達にまったく苦労しておらず、これまでと同様に低金利で資金調達をして買収をすることを継続的におこなっていたようです。

買い手企業が資金調達がしやすい環境は、M&Aが成功しやすいというメリットがあります。

同様に売り手企業にとっても買い手企業が増えたり、売却額が上がったり、M&Aの達成しやすさに繋がるのでとても有利な状況です。

急がないと金利が上がってしまう

2024年3月19日日銀がマイナス金利を解除を発表しました。

さらに、日銀は7月10月に追加利上げをするとの観測が広がっています。
引用

日本経済新聞
日銀追加利上げ「10月」「7月」観測 円安進行が左右 - 日本経済新聞 日銀のマイナス金利政策の解除を受けて、市場では日銀が年内にも追加利上げするとの観測が広がる。植田和男総裁は19日の金融政策決定会合後の記者会見で「緩和的な環境が続...

金利が上がれば、買い手企業にとっては、これまでより調達額の上限が下がる可能性があり、それは買収額の上限にも影響が出ると考えられます。

もっと言えば、低金利の後押しで買収に前向きだったけれども、金利上がったら断念する買い手企業が出てくるかもしれません。

以上の理由から、株式譲渡の検討は金利が上がる前が有利でしょう。

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