新しい技術やサービスの普及はどんどん速くなっている
少し前にvisual capitalist社が発表した「利用者が5000万人になるまでにどれくらいの時間がかかったか?」というレポートが話題になりました。
引用:https://www.visualcapitalist.com/how-long-does-it-take-to-hit-50-million-users
🛩 飛行機が5000万人の利用者を獲得するまでに64年!
🚗 自動車は62年
📞 電話は50年
📺 テレビは22年
📱 携帯電話は12年
📶 インターネットは7年
▶ Youtubeは4年
𝕏 Twitterは2年
🐱 PokemonGO はわずか19日!
技術革新が起き、新しい技術やサービスが一般化して普及すると、その技術を活用した次のサービスや産業が登場し、そしてその普及のスピードはどんどん加速しているのだそうです。
最近だとChatGPTの普及速度がとんでもなくて世界中で話題になりました。
成長産業は常に新しく移り変わっていて需要だらけ
インターネットや、クラウド、スマートフォン、SNSはすでに世界の隅々にまで行き渡りました。
そして今までは想像もできなかったような素晴らしいAI技術が、これらの技術を活用しながら世界の産業を塗り替えていっています。
経済を牽引する産業が次々と移り変わっていますが、各産業自体にも成長速度が求められるようになりました。
今の時代、普及するまでに60年以上もかかるビジネスではまったく太刀打ちできないでしょうし、自分が生きている内に正解だったかどうかを評価できなければ、多くの経営者が怖くてそのビジネスに取り組めないでしょう。
企業の成長速度が求められる限りM&A件数は増える
企業が成長速度を高めるためには、やはりその分野に影響のある他社を買収するのが最適解です。
- 技術の獲得
- 市場参入の加速
- 競合企業の排除
- ブランドの構築や顧客基盤の強化
- 経営集約による市場拡大
等々を一気に手に入れられるので、お金で解決したい会社は実際たくさんあります。
ちなみに私の経験でも、ビジネスはローテクではあったものの、市場拡大している業界でトップシェア、ノウハウもブランドも構築できていましたので、買い手企業さんからもその点、高く評価してもらうことができました。
需要が変化する中で高値が付くならそれは売りどき
日本の経済や産業も同じように、最先端・非最先端にかかわらず、世界経済の影響を受けて目まぐるしく需要が変化しています。
技術革新だけでなく、コロナ禍のような突然のブラックスワン1や、法改正のような市場ニーズや企業ニーズの変化が起きることもあります。
買収を希望している企業は常にいますが、彼らがほしい企業は絶えず変化をしていくので、もし高い買収金額が提示されるのであれば、それは株式譲渡を検討してよいタイミングの1つなのだと思います。
- ブラックスワン:市場において事前にほとんど予想できず、起こったときには衝撃が大きい変化のこと ↩︎