M&Aをすると大企業の経営者たちと関わりができた

「僕も大手企業の先輩経営者とこんな風に関わるようになったんだな〜(しみじみ)」

会社を株式譲渡をして良かったことは、企業買収をできるような大きい企業の経営者や、経験豊富な先輩経営者との交渉や交流をする機会が増えたことだと思います。

この様々な先輩経営者の方々との時間は、通常では経験することができない貴重な時間であり、これからの自分の経営人生において学びの多いものです。

僕の実体験を下記に記載していきます。

目次

大企業経営者の経験を直接聞くことができ

買い手候補企業の中でも特に強く買収を検討してくれていた創業80年の大手企業の社長と交渉の機会がありました。

3代目となるその社長は、長期景気低迷の中で就任したため、生半可な改善では立ち行かなず、会社の根本改革のため、統廃合や人員削減を実行されたお話をしてくれました。

非常にストレスが多い期間を信念を持ち、真摯に向き合い、一つずつ実行したそうで、現在は軌道に乗せておられました。

もの静かで丁寧な方でしたが、その経験からくる深い自信と強さと会社への愛情を直接感じ取ることができ、テクニックではない、あり方を学ばせて頂きました。

グローバルなビジネス展開をしている経営者と個別会食をするようになった

株式譲渡が決まった後、M&A仲介会社の担当者さんから「ずっとロックアップさんに興味があるとのことで紹介したい」と言われて、上場企業の経営者の方とも会食を通じて交流が始まりました。

内容も海外展開の話などダイナミックな話は刺激的に感じつつも、これまで遠いビジネスの世界だと思っていたことが、自分の身近な話題になっていく感覚があり基準が上がります。

さらにその方からは、自分の会社のビジネスモデルと、売却しやすいように会社を整理整頓していたことを褒めてもらえたことは非常に自信に繋がりました。

元上場企業の経営者の方の知識やスキルを吸収することができた

僕の経験のなかで買収された後は元上場企業の経営者の方が新社長として参画したケースがありました。

買い手企業にとって、M&Aの成立はスタートラインであり、その後の事業や経営の統合作業(PMI:Post Merger Integration )を適切かつ迅速に行うことが重要となります。

新社長はPMIを適切かつ迅速に行い、ぶん回していました。

意思決定速度と自身のリソースの配分については経験の豊富な知識やスキルを引き継ぎ時に近くで見ることができました。

業界を牽引する経営者達と交流する機会が増えている

以上が僕の実体験ですが、いずれの方からも、株式譲渡を達成した自分に対するリスペクトを持ってもらえています。そして中小企業の経営者だった僕にはなかった大手企業や業界を牽引する経営者達と交流する機会が増えています。互いの知識や経験を情報交換していけることは非常に有意義です。

これが僕が株式譲渡をして良かったメリットの1つです。

これから株式譲渡をされる方にも良い出会いがあることを祈っております。

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